現代の日本人悩みに多く上げられる呼吸器疾患の脅威とは

呼吸器に関わる病気は、現代日本人を悩ませており、その患者数は、代表的な呼吸器がんや、COPDだけでも50万人以上にも登ります。
ここでは、近年問題になっている呼吸器疾患について詳しく掘り下げていきましょう。

こんなにも存在する幅広い呼吸器疾患の症状など

呼吸器疾患というのは、たった一つの病気のことを指しているわけではありません。様々な疾患の総称であり、器官でいえば、気管、気管支、胸膜、肺、上気道などに起こってしまう疾患の総称だと言われています。

患者と向き合う風景

病気にかかってしまった部分によって、非常に多様な症状が出て来ると言われています。代表的な病名を挙げていくと、気管支喘息や肺気胸、慢性気管支炎といったお馴染みの病気はもちろん、肺がんなどの重篤なもの。

更に睡眠時無呼吸症候群やいびきなど、あまり病気として認識されないようなものも含まれます。

PM2.5などの大気汚染は深刻な問題となっている

呼吸器に関わる病気の多くは、そのほとんどが感染によるものと言われているのです。代表的な原因といえば、やはり大気汚染。排気ガスや粉塵、黄砂やPM2.5などが挙げられます。

マスクを着けている女性

そしてなんと言っても、タバコです。近年では、タバコがもたらす様々な悪影響が判明し、喫煙者本人ばかりではなく、周囲にいる人間にも副流煙を吸うことによるリスクが判明したため、喫煙できる場所が限定されるようになりました。

タバコが原因になり、この病気を患うリスクは、何歳から喫煙をスタートしたのか。1日にどのくらいの喫煙をするのか。年齢などの違いによって、違ってくるのが一般的です。

呼吸器に異常が出てしまい、何かしらの疾患を抱えてしまった場合、どのようにして改善していくべきなのでしょうか。呼吸に関わる疾患は、前述にもある通り、その器官などによって様々です。

病気が発症する場所の違いなどによって、病名が違うのはもちろん、現れる症状も違ってきますから、その治療方法も様々というのが現実です。

日常生活の過ごし方次第で呼吸器疾患を防げるかも

呼吸器に関しての疾患は、非常に多いことでも知られています。例えば、誰もが一度は患った経験がある風邪なども呼吸器の病気になります。

また毎年、世間を騒がせている感染症であるインフルエンザも同様です。このため、呼吸器学会では、様々な疾患をAからIまでの9種類にカテゴライズしています。

特徴から、感染性、気道閉塞性、アレルギー性、間質性、腫瘍性、肺血管性、胸膜疾患、呼吸不全、その他といったものです。ここまで細かく分けられているため、やはり原因や治療方法などが違っているため、早く自身の疾患がどのようなものであるのかを見極め、より専門性の高い医師の下で治療を行っていくことが望ましいと言われています。

中には、呼吸器の生活習慣病などと呼ばれているものもありますから、日常生活の過ごし方も注意すべきなのです。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)について

肺気腫、慢性気管支炎または両者の併発によって引き起こされる病気の総称を慢性閉塞性肺疾患(COPD)といいます。
症状としては、歩行時や階段昇降など身体を動かしたときに息切れを生じたり、慢性的に咳と痰が続きます。

一部の方は喘鳴や発作的に呼吸困難が起こるなど喘息のような症状も現れます。
長い期間をかけて進行することが特徴で日常生活に支障をきたすばかりか、悪化すると死に至るケースもあります。

病因について

一般的な肺疾患は、細菌感染などの感染症によるものが多いですが、慢性閉塞性肺疾患は、生活習慣と関わりのある病気で、原因の多くがたばこの煙、すなわち喫煙者の方が抱える疾患となります。

発症のリスクは喫煙を始めた年齢、1日に吸うたばこ本数、喫煙を続けている年数などの喫煙量に関係しており、この量が多ければ多いほど発症のリスクは高まります。

たばこの煙の他には、大気汚染や職業上で有害物質を吸い続けることで発症します。

慢性閉塞性肺疾患の予防法や改善について

たばこが原因の方は、まず予防法として、たばこを吸わないことです。
発症リスクは喫煙を続けている年数などに比例して高くなっていくため、禁煙すればする時期が早いほど予防の効果が大きくなります。

酸素を取り込んだり、二酸化炭素を吐き出したりする機能を持つ肺胞という組織は、喫煙などで破壊されてしまうと元に戻すことはできません。
しかし、直ちに吸う事を止めたり、節煙することで治療効果は上がり、進行を止めることができます。

感染予防対策が重要

慢性閉塞性肺疾患は、風邪やインフルエンザ、肺炎などの呼吸器感染症をきっかけに、呼吸困難の症状が悪化する場合が多いため、感染予防対策が重要です。

予防の内容とは、普段からうがい、手洗い、風邪やインフルエンザが流行している時期にはマスクをする。
インフルエンザワクチンを毎年接種し、憎悪の頻度を抑える。
肺炎球菌ワクチンを接種して、肺炎の予防を図るなどの予防行動が大切となります。

運動をしましょう

運動を継続的に行うことも、憎悪予防として有効です。
息切れなど生じると動きたくなりますが、体を動かさなくなると筋肉が弱って動かなくなったり、食欲不振になり体力が低下するため、息切れの悪化につながります。

無理のないよう息切れが強い場合は呼吸訓練やストレッチなどの軽めの基礎的トレーニングを、症状が比較的軽い時には全身の持久力アップや筋力アップのための運動をすることが大切です。

また、運動が苦手な人でも家事をこなし、日常生活を活動的に行うことも息切れの改善につながります。