様々な病気へと発展する肺水腫とは

呼吸器疾患の中で、肺血管性病変にカテゴライズされている病気が、肺水腫です。名前は非常にメジャーですから、聞いたことがあるという方も多いですが、詳しい原因などを把握している方は少ないもの。

ここでは、呼吸器疾患の中でも、肺血管性病変というカテゴライズにおいて、知名度の高い肺水腫について、詳しく説明していきます。

肺水腫とはどんな病気なのか

肺水腫は、どのような病気なのでしょうか。肺は吸い込んだ酸素を取り入れ、生じた二酸化炭素を排出するために、肺胞を持っています。

この肺胞の周囲には、網目状に毛細血管がくっついています。この毛細血管が重要な役割を果たしており、空気と血液との間で酸素と二酸化炭素の変換作業を行っているという状況です。

この毛細血管が異常をきたし、血液の成分が肺胞の中に染み出してしまい、酸素と二酸化炭素の変換が正常に出来ない状態になることが肺水腫になります。

重症化した場合には、呼吸不全になることも多いのです。

ぜんそく症状ににている肺水腫

肺水腫になってしまう原因というのは、どのようなものがあるのでしょうか。一説では、大きくわけて2つの理由が存在していると言われています。

一つは肺そのものではなく、心臓の左心室に異常をきたし、正常に血液を送り出せないことによって起こるもの。もう一つが心臓以外が原因となって引き起こされる肺水腫です。

呼吸器疾患の中でも、ぜんそくなどに症状が似ていることから、あまり重要視されない肺水腫ですが、急性呼吸窮迫症候群になると致死率が一気に高まります。

また重症肺炎や重症外傷、肺血栓といった重篤な疾患に発展しやすく、軽視するのは危険なのです。

肺水腫はピンク色の痰や唇が紫色になる

前述にもある通り、呼吸器疾患の中でも、肺がんのように致死率が高いものではないですが、肺水腫から重篤な疾患に変化することは普通に考えられます。

見られる症状としては、呼吸困難になります。普通に仰向けでいることが耐えられなくなり、座った状態が楽になるため、睡眠を摂ることもままなりません。

ひどい場合には、ピンク色の痰がでたり、唇が紫色になる。意識混濁を起こす場合もあります。

治療方法としては、水分除去をするため、利尿薬を使ったり、炎症を抑えるために抗炎症剤など、さまざまな投薬をして治療するのが一般的です。