酸素が十分に吸えない!現代人を悩ませているCOPDとは?

近年、26万人もの日本人を苦しめている呼吸器疾患が、COPDと呼ばれる慢性閉塞性肺疾患です。様々にある呼吸器に関わる疾患の中でも、気道閉塞性疾患にカテゴライズされる病気なのですが、ここでは、COPDがどのような病気なのか。

その原因や症状、治療方法などを紹介していきましょう。

男性にとって怖い病気のCOPD

呼吸器疾患の中でも代表的なCOPDというのは、どういった病気なのでしょうか。正式名称は、慢性閉塞性肺疾患と呼ばれるものです。以前までは、慢性気管支炎といったもの。他にも肺気腫という病名で診断されていた病気になり、それらの病気の総称になります。

COPDは、40歳以上の年齢の人口の約8.6パーセントにあたる530万人前後の患者数があると言われています。実は生命の危機もある病気であり、全体の死亡原因の9番目。男性に限って言えば、7番目に多い死因になっています。

肺胞の部分が破壊され酸素を取り込めなくなる現実

COPDになってしまう最たる原因とされているのが、喫煙習慣と言われています。タバコの主流煙はもちろん、副流煙を吸い込むことによって、肺に炎症ができます。ですから、あまり20代や30代といった若い年代には表れず、長い喫煙生活をしてきた中高年になり、現れる疾患だと言われています。

喫煙者の15パーセントから20パーセントがCOPDを患ってしまうとされていますから、かなり高い確率です。気管支に炎症が起こることによって、咳や痰といったものが出たり、気管支が細くなってしまうことで、空気が流れにくくなってしまいます。

また肺胞の部分が破壊されてしまうことにより、肺気腫になってしまうと、酸素を十分に取り込めなくなったり、逆に吐き出すことが困難になります。

腹式呼吸などの呼吸運動が主な治療法となる

COPDになると見られる症状としては、歩行をするだけといった単純な軽い運動だけでも、息切れをしたり、呼吸困難が起こる。更に咳や痰といったものが慢性的に引き起こされるといったことになります。

治療方法としては、やはり喫煙習慣などの生活習慣の改善。また、無理がない程度の運動療法などが挙げられます。口すぼめ呼吸法を行ったり、腹式呼吸などの呼吸運動などが典型的な治療方法と言われています。

時にインフルエンザワクチンを摂取したり、肺炎球菌ワクチンを摂取するような投薬治療も行われます。